奈良市主催・大学生向けライフキャリア講座に登壇しました/ 2026年6月

奈良市(共生社会推進課 男女共同参画室)が主催する「大学生向けライフキャリア講座」に、ロールモデルとして登壇しました。今回は、奈良県立大学の1・2回生を対象とした講座で、4名のロールモデルがそれぞれの仕事観・人生観を語り、学生からのリアルな質問に答えるワークショップ形式で行われました。
この講座は、性別に関わらず家事・育児と仕事の両立について具体的なイメージを持てるよう、就職前の学生に多様な生き方・働き方に触れてもらうことを目的として、奈良市内の複数の大学で継続的に実施されています。
「知っているつもり」が、意外と多い
今の大学生はSNSを通じてさまざまな生き方の情報に触れていると思っていましたが、実際に話してみると、働く大人と直接話す機会や、リアルな人生の選択肢に触れる機会は意外と少ないとのだと感じました。
「いい会社に入ることが正解」「離婚は不幸なこと」—そういった固定的な価値観をまだ強く持っている学生も少なくありませんでした。知識として多様性を知っていることと、自分ごととして考えたことがあるかどうかは、全く別のことなのだと改めて実感しました。
キラキラした話より、紆余曲折のリアルが刺さる
登壇した4名のロールモデルは、それぞれ全く異なるキャリアを歩んできたメンバーでした。成功談や輝かしい実績よりも、迷った時期のこと、なぜその選択をしたのか、うまくいかなかった経験—そういったリアルな話に、学生たちが一番関心を示していました。
「自分より少し先を歩む人の話を聞けた」という感想が毎回多く寄せられるのも、きっとそういった点が響いた結果なのだと感じます。
大学生に伝えたかったこと
私自身が学生たちに一番伝えたかったのは、「20〜30年後にどんな生き方をしていたいか」から逆算して、今の選択を考えてほしいということです。企業のネームバリューや親の意見ではなく、そこで何を学び、何を身につけられるかという視点で就活に向き合ってほしいと思っています。
「やりたいことがない」という人は、少しでも興味を持ったことをまずやってみる、調べてみる、やっている人の話を聞いてみる。その小さな一歩の積み重ねが、自分が熱中できることへつながっていきます。
大学生というかけがえない時間を、学業だけ、決まったコミュニティだけに閉じないでほしいと思っています。まだ見ぬ世界に飛び込み、さまざまな人と出会い、自分の知らなかった選択肢に触れる経験が、きっと将来の自分の幅を広げてくれます。
奈良市の講座の詳細・実施状況はこちらからご覧いただけます。
